IT業界インタビュー① 嘉村哲郎さん

大絵ゼミIT班によるインタビュー①

私はI T業界について調べるために、I T業界で働いている嘉村哲郎さんにお話を伺いました。

嘉村哲郎さん

東京都出身。駿河台大学院文化情報学科研究科修了。現在は東京藝術大学芸術情報センター准教授として、デジタルアーカイブなどについて研究している。

私はI T業界について、アプリ開発や情報管理など、コンピューターを使った仕事というなんとなくのイメージしかなかったため、聞きたいことをいくつかピックアップし、インタビュー形式でお話を伺いました。

・そもそもI Tとは?

I Tとは、プログラミングや情報セキュリティ、アプリ開発やインフラなどの情報技術の総称のことを言います。I T業界には様々な職種があり、今言ったようなものから、製造や企画まで、I Tと言えるものは幅が広いです。

・嘉村さんがI Tに興味を持ったきっかけはなんですか?

私は15歳の頃からパソコンに触れていました。I T業界に興味を持ったのは趣味の延長という感じですね。最初はパソコンに動画を取り込んでみたり、それを編集したりして遊んでいました。それからパソコンを組み立ててみたり、インターネットも今ほど発達していなかったので、I Tについて本で調べていくうちに知識がついていき、興味を持ちました。バイトも大学の情報センターやコンピューター関係の仕事をしていました。I Tについての勉強はほぼ独学です。

・嘉村さんが行っている研究はなんですか?

私が現在研究しているのは、「デジタルアーカイブ」です。デジタルアーカイブとは、端的にいうと、デジタルで色々な文化財などをパソコンで見るためにデジタル化する、といったものです。データ化するにはどうするかを考えつつ、データ化したものをどう利用していくかということを研究しています。たとえば、化石をデータ化して売るとか、公開するという風に利用することができるようになるといった感じです。もともと美術館、博物館ではじまった動きなんです。

・どんな人材が必要とされますか?

分野によって変わってきますね。開発の企業であればプログラムができる人が必要とされるし、インフラ系であれば、今クラウドサービスが注目されているので、クラウドエンジニアが必要とされています。

・必要な資格はなんですか?

I Tパスポートは基本的なスキルが身につくのでやっておいて損はないと思います。どんな会社に入るかにもよりますが、情報処理推進機構で調べると分野ごとに必要とされる資格が載っているので参考にしてみるといいと思います。

・I T業界のやりがいはなんですか?

お客さんに喜んでもらえた時にやりがいを感じますね。開発の会社であれば、新しい製品ができたときや、それが売れた時でしょうね。

・大変なことはなんですか?

常々新しくなっていくので、常に吸収していかなければならないことですかね。10年先のI T業界がどうなっているのかが想像できないので。インフラ部分は変わらないとは思いますけどね。

・今後I Tにはどんな可能性を秘めていると思いますか?

デジタルアーカイブが実現したら面白いと思います。あらゆるものがデジタル化したら面白くなると思いますね。例えば壁紙をデジタル化すれば貼らずに自由に変えることだってできますし。V Rもゴーグルをつけずに可能になるときが来ると思います。さまざまなところでコンピューターが使われているので、I T業界が今後なくなることはないと思います。

インタビューを終えて、私はI T業界のイメージが変わりました。I T業科の職種はプログラミングやW E Bデザイン、アプリ開発などのイメージが強かったのですが、セキュリティやクラウドエンジニアなど、想像以上に幅広く驚きました。

また、I T業界では情報がどんどん新しくなるため、常に勉強しなければならないことがI T業界ならではの大変さだと感じました。

今やI Tは生活に欠かせないものですが、I Tには無限大の可能性があると私は思いました。

大絵ゼミ

城西国際大学メディア学部メディア情報学科 映像芸術コース(東京紀尾井町キャンパス) ファッション・イラスト・映像・デザイン・ゲームなどなんでもありのクリエイティブ系ゼミです。 就活やビジネスデザインにも力をいれており、業界インタビューや起業計画書作成、各所見学会などで社会研究を行っています!

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