日本橋見学会①貨幣博物館 レポート

レポートから抜粋した学生たちのご感想をご紹介していきます。


日本銀行金融研究所 貨幣博物館

◎貨幣や紙幣など様々なお金が展示されていました。博物館の中では子供でも楽しめる様な資料やおもちゃもあって大変面白かったです。中には新紙幣も展示されていて過去の遺物だけでなく未来のお金まで知れたのは少し得をした気分です。

時代によってはお米がお金の代わりになっていたのだとか…

※写真NGな箇所がほとんどであったため、一部の写真となっております


◎  「お金」の歴史というのは、誕生した理由、形の成り立ち、人の手に普及するまでの変化、さまざまな歴史があると思います。そういった歴史を、小さい子どもでも分かりやすいように模型やレプリカがたくさん設置してありました。私が高校の頃専攻していた日本史では、世代ごとのお金の名前(和同開珎、富本銭、永楽通宝など)や成り立ち程度しか学習しなかったので、どういった博物館なのかとワクワクしていました。

中へ入ると、映像を観るレクチャールームや、展示コーナー、記念撮影スポットがあり、訪問者が博物館に対して親しみを持ちやすい場所が設けわれていました。

個人的に面白いと思ったところは、紙幣の誕生秘話でした。日本の商品流通が国内だけでなく、海外にも発展していったおかげで、お金が不足気味になり、藩書(現在のお札)を発行したのが由来らしいです。展示されている藩札を見ると、名前が隠れていたり、光を当てると文字が浮かんだり、藩札の信頼を世に浸透させてきたかたちがとても現れているなと感じました。

※イラストレーター「どど」様より引用


◎貨幣博物館めちゃくちゃ楽しかったです。

お金の歴史を子供でも楽しめるようにミニゲームや機会、パズル的なので面白くしていたのが私でも理解できて良かったです。


◎まず貨幣博物館までの道で見た周りの建物の装飾の豪華さに驚きながら貨幣博物館へむかいました。迷わずみつけられたのはいいものの、警備員さんが目の前に立っていて少し緊張しながら入り口の前へ行きました。入り口に入ると空港のような手荷物検査場で、荷物検査があると聞いてはいましたがここまでしっかりしたものとは思っていなかったため驚きました。

手荷物検査を終えて中にはいると思っていたより展示場は狭くたしかにこれなら授業時間内にあっさり見終わってしまいそうだなというのが第一印象でした。

しかしよく見てみるとかなり内容の詰まった展示でした。

歴史が壊滅的に苦手なのであまり楽しめないかなと思っていましたが、丁寧に歴史の解説とそれによる貨幣の変化が書いてあり、楽しみすぎて気づけば二時間が経過していました。

国によって通貨が違うというのは今では当たり前になっていますが、貿易の際に価値の違いなどがあると通貨が違うというのはいろいろな問題が出てくるのにうまくやってきたのだなと感心しました。また、貨幣自体に価値があったものがだんだんそれ自体には価値がなく信用に頼るものになっていったのも不思議なものだなと感じました。だからこそ貨幣は偽造ができてはいけなくて、複雑なものにしなければいけないのだなと改めて考えさせられました。複雑なデザインは作るのが大変だとは思いますが、この展示を見た後に改めて貨幣をみると、貨幣自体が美術品のようにみえてきました。貨幣自体にそこまで価値はないと書きましたが、そういった意味では価値があるようにも思います。

身近なものにここまで時間を割いてじっくりとみつめるというのはあまりない機会だったので大変興味深かったです。

最後にマウスパッドが売っていたのが面白かったので買ってきました。お札の裁断片が入っています。取り出すこと、裁断片を組み合わせてお札を復元することはやめろというような注意書きがありました。


◎「お金」にはいくつかの特徴があります。

様々なものと交換できる

様々な人の間で誰でも使う事ができる

使いたい時まで貯めておく事ができる

貨幣博物館の紹介より

お金は私たちが生活していく中で必要不可欠なものです。何をしても、どこに行ってもお金が必要です。そんな大切な「お金」について細かく見ることも、その歴史を調べたことも一度もありませんでした。今回の見学を機にお金についてもっと知る事が出来ました。

例えば、お札には偽造防止のために様々な技術が込められています。今まで私が知っていた技術は透かしてみる、傾けて潜像の模様をみる、触って凹凸でわかるだけでした。貨幣博物館でこれ以外にもすき入れバーによって縦棒が見える、ホログラムによって画像の模様が変化して見える、パールインキによるお札を傾けるとピンク色を帯びた半透明な模様が浮かぶなど、細かい技術がたくさん使わている事に驚きました。個人的に好きなのはマイクロ文字という技術です。「NIPPON GINKO」、「10000」、「5000」、「1000」の文字が小さく、細かく印刷されてお札の模様になっている所が特に好きです。貨幣博物館の展示コーナーで、拡大鏡を使ってお札の模様を細かく見られてとても勉強になりました。

やはりお金はとても大切なものなので、偽造できないように様々な工夫をしていることを改めて感じました。


大絵ゼミ

城西国際大学メディア学部メディア情報学科 映像芸術コース(東京紀尾井町キャンパス) ファッション・イラスト・映像・デザイン・ゲームなどなんでもありのクリエイティブ系ゼミです。 就活やビジネスデザインにも力をいれており、業界インタビューや起業計画書作成、各所見学会などで社会研究を行っています!

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