大手広告企業プランナー 秋山玄樹さんインタビュー
▶︎大絵先生とこたつで出会った秋山さん
このタイトルを見て、こたつというワードにかなりのインパクトを感じた人もいるのではないでしょうか。
秋山さんは、我らが大絵先生と同じ大学である東京藝術大学美術学部デザイン学科出身(大絵先生は美術学部油画科)で2018年に大手広告会社に入社して5年になります。ご職業はプランナー、コピーライターです。秋山さんはそこでCM制作や、商品を宣伝するためのイべントの企画などを行なっているそうです。
大絵先生との出会いは、秋山さんが大学の屋外のテラスでこたつに入って仲間と楽しんでいたところに通り かかった大絵先生に声をかけたそうで、卒業後の今でも仲良しで探検仲間としていろいろなところへ探検しに行くそうです。
▷広告業界に向いている人について
次にこの仕事に向いている人はどんな人ですかという問いかけに、秋山さんはこう答えて下さりました。
1、好奇心がある人
2、探究心がある人
3、新しいことが好きな人
4、飽きっぽい人
飽きっぽい人っていうとどういうこと!?と思っている方もいると思うのですが、このお仕事 は一つのことをずっとやるのではなく、短スパンでやっていくからこそ飽き性の人にはおすすめとのことです。
また、秋山さんは、「クオリティややりたい事を突き詰める仕事だから仕事の枠を超 えてしまうことが多く、頑張る人ほど定時関係なく働いてしまい仕事とプライベート の境目がなくなってしまうことが多々ある」とおっしゃっていました。
▷秋山さんの1日の過ごし方
秋山さんのお仕事は今ほとんどがリモートだそうです。それ以外の時間では、秋山さ んはよくテーマを持って散歩をするそうです。例えば、「今日は裸足で散歩をしてみ よう」とか「今日は建築物が築何年かを当てていくゲームをしながら散歩をしよう」 などすごく面白いテーマが多く、そこからアイデアが出てくるそうです。
また、秋山さんは石ひろいも好きでそれによって自分の知らない自分が見つかるそうです。このようなアイデアの出し方をする時もあるそうですが、他にもアイデアに困ったときは、
・フレッシュする
・なんとなく外に出る
・アイディアを無闇に詰めない
・スイッチを見つける
・呼び水のアイデアを思いつく
これらを意識するそうです。
▷学生時代
秋山さんは1年生の頃地面を掘ってチューブを入れ、また土をかぶせた状態で空気を送り込む事で地面を呼吸させる作品を作ったそうです。2年生の頃は穴 を掘ってその中に座り、地平線をながめるベンチを作ったそうです。そして卒業制作では、穴を作ってそこを覗くと宇宙空間を見ることができる作品を作ったそうです。 どの作品もとても印象に残るものばかりで、アイデアや穴という着眼点がすごいなと感じました。
▲地平線を眺めるベンチ
▲卒業制作 穴の中に宇宙空間を再現
▷秋山さんの今後の展望
秋山さんは今の仕事をずっと続けていくつもりはないらしく、あと数年続けたあとは、映画を撮ってみたいというお話をして下さいました。
▷感想
塚田「私は秋山さんの散歩のお話がすごく好きです。最近の人は目的地を携帯で調べてまっすぐそこに向かってしまいがちですが、こんな感じでテーマを持ったりして自 由にまちを歩き回るというのは自分に何か新しい事を気づかせてくれるのではないかなと思い私も実践したいなと思いました。」
大下「実際に話を聞く前に秋山さんがパワーポイントを用意していてくださっていて、話の内 容も秋山さん本人も面白い方でインタビューしていてたのしかったです。また、学生時代の頃の話を聞かせていただいた時、まだこのとき進路も曖昧とおっしゃっていて、それでもたくさんの作品を作っていたので、私もなにかしら形に残ることを学生のうちにやっておきたいです。」
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