イラストレーター塚田 幸夫さんインタビュー
企業インタビュー アート班
プロフィール
氏名:塚田 幸夫さん
生年:1957年
出身地:埼玉県川口市
趣味:音楽鑑賞/レーコードコレクション
読書/書籍コレクション/映画鑑賞
イラストレーターを志したきっかけ
絵を描くのが幼い頃より好きで、小学生の頃、本が好きで装丁や挿絵に興味が湧き、図書室でさまざまな本を観たり読んだりしていく中で、将来は自分で本のデザインや挿絵、表紙のイラストレーションを手がけてみたいと思うようになり、毎日絵を描いていたということでした。
高校生のころは当時のイラストレーターの方々が大活躍していた為、大いに刺激を受けたそうです。高校卒業後、商業デザインの専門学校に入学、鉛筆の削り方からマクルーハンまでを学び、卒業後広告制作会社に就職プロの仕事のスキルを多少身に着けた後に独立しフリーイラストレーターとなり現在に至っています。
影響を受けたイラストレーター
横尾忠則
伊坂芳太郎
宇野亜喜良
辰巳四郎
普段のお仕事
フリーイラストレータとしての仕事は画面に表示してあるように、多岐に渡ります。広告プロダクションより依頼される仕事はポスターのイラスト、パンフレット、マニュアルなどの表紙イラスト及び挿絵、ホームページ、キャラクター制作、BOOKカバー、メーカーなど団体より依頼される仕事、販促グッズ、カップ、クッション 、ジグゾーパズルなどがあります。
1番楽しい、難しいと感じる仕事
絵の中に入れる要素が多くあり構成力が試されるよう仕事は大変では有りますが、自分のアイデアが存分に注ぎこめるので楽しく感じる事が多いと仰っていました。逆に取り入れる要素が少ない絵はシンプルな分、表現方法に悩む事があります。また、過程が難しいと感じるのはメカニカルで奥行きのあるものは実際には描かない部分まで理解して表現していかいと整合性がとれなくなってしまうので最初の段階で面倒と思わず全体を考察し進めていく必要があると思っています。仕事の場合、時間との勝負になることが多いので行き当たりばったりで進めてしまうとかえってロスを生じる事があるのでメカニカル物に限らず初動の段階で構造構成をしっかり把握して段取りをくんで作業すれば完成に導けるものです。と仰っていました。
イラストを描く時に心がけていること
次にイラストを描く時に心がけていることをお聞きしました。オーダーに対してクライントが望むもの以上の仕上がりを目指しています。制作課程での苦労やまよいの痕跡が見えいイラストに仕上げる、タイトなスケジュールの時も最適な段取りでこなす努力、情報量の多いイラストが好みなので何度か見る内に新しい発見が見つかるような絵が描きたいという点を意識されているそうです。
テーマやターゲットにより絵柄はよりベストと思われるものを工夫します。流行に合わせて描く事は特に意識してすることは有りませんが古臭い絵にならないようにフレッシュな気分で絵に向かい合っています。工程、手順は描きたい絵柄を具体化するために必要テクニックをそのつど選択しています。制作時間の長短によって技術工程を変えざるをえない事もあるそうです。
一つのお仕事にかける時間や、スケジュール
納品期限はクライアントが決めていることが多く、タイトなスケジュールを組むことが多いです。忙しい時に限って複数の仕事が舞い込むこともありますし、パッタリ依頼が
途切れることもあります。レギュラーの仕事が多くあるとそんな時助かりますので人脈と営業は大事だそうです。
代表作品の紹介
▲雑誌表紙・ひろば
▲楽譜表紙
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